30日はビットコインをはじめ仮想通貨市場全般が軟調だった。そしてその背景には、香港で30日に取引を開始したビットコインとイーサリアムのETFの取引が低調に終わったことがあると見られている。
30日は仮想通貨市場全般が軟調な1日となった。ビットコイン(BTC)は午前中に一旦1,010万円まで上昇したが、午後以降は下げが続き夜には950万台まで下がった。イーサリアム(ETH)も朝方に50万8000円まで上昇したが、午後以降は下落し夜には46万円台をつけた。ソラナ(SOL)は下落率が大きく、朝方に2万1800円をつけたが夜には一時2万円を割り高値からの下落率は10%近くになった。
30日の仮想通貨市場の軟調な動きの背景には、30日に香港で上場したビットコインとイーサリアムのETFが低調な取引に終わったことがあると見られている。
そもそも去年暮れからの仮想通貨市場上昇は、アメリカにおけるビットコインETFが大きな原動力となった。昨年10月頃にはその時点で申請されていたビットコインETFが承認される見通しが高まり、それとともにビットコイン価格が上昇。
その後堅調な地合は仮想通貨市場全体に広まり、1月11日にビットコインETFが承認された後はETFへの資金流入が好調という材料でまたビットコインが上昇した。
このような相場の再現への期待とともに、30日には香港で新たな仮想通貨ETFが上場。今回上場したのはビットコインETFが3本、イーサリアムETFが3本の合計6本だった。
ところが初日の取引量は期待を遥かに下回るものだった。ある予測では、初日の取引量は1億ドル(約157億円)になると期待されていた。ところが実際はたったの1,100万ドル(約17億3000万円)で、期待されていた額の10分の1程度しかない低調な取引だった。
香港におけるビットコイン・イーサリアムETFの取引が期待外れに終わったことで、30日は仮想通貨市場全体が軟調な展開になったと見られている。
去年暮れから今年1~3月頃の仮想通貨高は、アメリカにおけるビットコインETFとビットコインの半減期が主な材料だった。しかしビットコインETFの承認はすでに終わり、最近では資金流入量も鈍化してきている。またビットコインの半減期は4月20日にすでに通過した。
この状況では仮想通貨市場にとって近い将来に新しい買い材料になりそうなものは見当たらない。アメリカではイーサリアムETFの申請が進んでいるが、承認される可能性は五分五分程度と見られている。
新しい材料が見当たらない以上、今年の残り7ヶ月間で去年暮れから今年初頭のような仮想通貨高を期待するのは難しいかもしれない。
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