21日はNYダウが一時800ドル以上上昇した。
21日にFRB・NY連銀のウィリアムズ総裁が講演を行い、その場で「近い将来に政策金利をさらに調整する余地がある」と発言した。これによって先週の米政府機関閉鎖解除以来遠のいていた12月の追加利下げ観測が再燃。追加利下げ見通しによってこの日のNY株式市場は序盤から堅調な展開となり、ダウ工業平均は一時800ドル以上上昇。終盤に小幅下落したものの終値は493ドル高の46,245ドルだった。
来週月曜の展望
来週月曜は日本の株式市場が振替休日で休場します。
今週の日経225平均は18日火曜に約1,600円下落し20日木曜には約1,300円上昇と荒い動きが続いている。そして今週最後の日となった21日もそれは変わらず、572円安の49,251円で寄り付いた後、数百円下落して49,000円を割った。その後も前場から後場にかけて48,000円台で推移し大きなリバウンドはなく、一時は下げ幅が1,300円を超えた末に1,198円安の48,625円で終了。今週3度目の4桁変動となった。
今週は高市政権の財政支出拡大政策への懸念から円安が進み、20日夜には一時1ドル=157円台後半をつけた。しかし円安の行き過ぎ感や、株式や仮想通貨市場でリスク回避の流れが拡大していることを材料に21日になるとようやく円安が一服。21日朝方に157円台前半だったレートは日中は緩やかな円高が進行して午後には157円を割った。夜はしばらく156円台後半で推移していたが、NY連銀総裁が追加利下げを示唆する発言をすると数十銭急落。そのまま156円台前半で今週を終えた。
仮想通貨市場は10月中旬以降軟調な動きが続いており、21日になっても下げ止まらなかった。21日朝方に1,370万円だったビットコインは、前日夜からの下げが止まらず日中から下落。そして午後4時頃に発生した海外DEXのHyperliquidにおけるビットコイン急落をきっかけとしてその後下げが加速し、午後9時過ぎには4月以来の安値となる1,260万円台をつけた。そこでようやく下げ止まり、その後は22日未明から夜にかけて1,300万円台前半に留まっている。(注:チャートは米ドル表記です)
エヌビディアは日本時間の20日早朝に8~10月期決算を発表。売上高は前年同期比62%増の570億ドル。純利益は同65%増の319億ドルで、来期の見通しも良好だった。しかし良好な決算にも関わらず20日のエヌビディア株は3.2%安の180.64ドルで終了した。そして一夜明けた21日は、NY株式市場の堅調な地合にも関わらず大きくリバウンドできず、序盤に一時4%以上下落。その後は多少反発し、終値は1%安の178.88ドル。時価総額は4兆3500億ドルだった。
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