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May

FOMCは政策金利を据え置く

user 著者 鳥羽賢

FOMCは予想通り政策金利を据え置いた。

議長がこれ以上の利上げはないと発言

2日午前3時にFOMCが米政策金利を発表し、大方の予想通り据え置きとされた。同時に発表された声明では「インフレに確信が持てるまで政策金利を維持」と利下げには慎重な姿勢が示された。その後行われたパウエル議長の会見でも同様に利下げに慎重な発言があり、同時にこれ以上の利上げはないと示唆する発言もあった。一方この日のNYダウはFOMC発表前までは前日終値より多少高い位置で推移し、パウエル議長の会見が行われると300ドル以上急騰。しかし約1時間後には急落する乱高下を見せ87ドル高で終了した。

今日の展望

今日は午後9時半にアメリカの新規失業保険申請件数が発表されます。

日本225(円)

米金利発表後に乱高下

前日のNYダウは570ドル安と今年最大の下げ幅で終わり、その流れから日経225平均は298円安の38,107円で寄り付いた。前場はマイナス圏でさえない動きが続いていたものの、円の安止まりを受けて後場に反発。一時は前日終値を超えたが高値を維持することはできず、終値は131円安の38,274円だった。そして2日午前3時に米政策金利が発表されその後パウエル議長の会見が行われると、先物が一旦400円ほど急騰してその後は600円ほど下がる乱高下を見せた。

米ドル/円

午前5時過ぎに急激な円高

FOMCによる米政策金利発表前となった1日の米ドル/円は、様子見ムードで1ドル=157円台後半で小動き。そして2日午前3時に米政策金利据え置きが発表され、同時に今後の利下げが示唆されると数十銭円高に動いた。そのまましばらくは157円台に留まっていたが、午前5時頃から突然急激な円高の動きがあり、153円まで円高になった後すぐに155円まで戻る乱高下を見せた。この動きは再度の政府日銀による介入ではないかと見られている。

WTI原油

米在庫激増で80ドル割れ

朝方に81ドル台前半にあった1日のNY原油は、イスラエルとハマスの休戦交渉への期待から日中は緩やかに下落。夜になり午後9時15分に米4月ADP雇用統計が発表され予想を上回る前月比19万2000人増だったことで、その後は小幅に上昇した。しかし午後11時半に米週間原油在庫が発表され、予想の前週比200万バレル減に対し発表は720万バレル増と予想に反し大幅に増加していた。この統計を受けて原油が急落し、80ドルを割って一時は79ドルをつけた。

ココア

再度10%暴落

今年明けから4月中旬にかけて暴騰が続いてきたココアだが、価格が上がり過ぎて需要が減退するとの観測から4月下旬から地合が変わり下げが目立ってきた。30日を1トン=9,000ドル付近で終えたNYココアは、1日の序盤は一旦9,500ドルまで上昇。しかしその後は需要減退観測からかなりの勢いで下げが続き、この日の終値は8,000ドル。29日に続き今週2回目の10%暴落となった。

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