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Sep

休場明けのNY株式市場は小幅安

user 著者 鳥羽賢

2日はNY株式市場が3連休を終えて再開した。

本日からは3日連続米雇用指標発表

1日がレイバー・デーで休場していたNY株式市場が2日になって再開。しかしこの日は高値警戒感のため序盤から売りが多く入り、ダウ工業平均は一時600ドル近く下落。その後終盤になるとやや反発して終値は249ドル安だった。なお3日は米7月JOLTS求人件数、4日は8月ADP雇用統計、5日は8月雇用統計と、これから3日間連続で米雇用指標が発表される。

今日の展望

今日は午後11時にアメリカの7月JOLTS求人件数が発表されます。

日本225(円)

政界激変で先物下落

前日のNY株式市場は休場だったために、日経225先物は42,300円付近であまり動きがないまま2日朝を迎えた。そして東京市場では日経225平均が111円高の42,299円で寄り付き。前場は大きな動きがなかった後場になるとやや軟調な展開となり、終値は122円高の42,310円だった。場中終了後の午後4時頃に、自民党の森山幹事長と他の主要政治家3名が辞任を表明。政局不安定化懸念を受けて先物が41,700円台まで下落したが、3日未明には反発した。

米ドル/円

幹事長辞任表明後円安

2日朝方に日銀の氷見野副総裁が挨拶を行い、利上げに慎重な姿勢を示した。朝方に1ドル=147円だった米ドル/円は、この発言を受けて日中は円安が進行して夕方前までに148円をつけた。そして午後4時頃に自民党の森山幹事長が辞任を表明し、その後他3名の主要政治家が同様に辞任を表明すると政局混迷化懸念からその後一段と円安が進行。一時は148円80銭台をつけたがそこで止まり、3日未明は148円台に留まった。

最高値を大幅更新

金価格は上昇が続いており、日本国内の円建て金価格は今年になってから何度も最高値を更新。NY市場の金先物も4月22日に3,500ドルまで上昇して最高値をつけたが、その後4ヶ月あまりは最高値更新が見られなかった。だが今週の2日朝時点で3,480ドルだった金価格はこの日日中はあまり動かなかったものの、アメリカ勢が休場から復帰してくる夜から3日未明かけて急上昇。3日朝には3,540ドルをつけて最高値を大幅に更新した。

エヌビディア

4営業日続落

エヌビディアは先週27日のNY株式市場終了後に5~7月期決算を発表。増収増益で売上高・純利益とも過去最高の内容だったものの、今後中国での売上から15%を徴収する政策などのため来期に不安が残った。懸念を受けて決算発表後の28・29日とエヌビディア株はやや大きく下落。そして3連休明けとなった2日も序盤から売りが多く入り、一時は4%下げた末に2%安の170.78ドルで終了。27日から数えて4営業日連続安となった。

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